衝動買いをやめる方法

オンラインショッピングをやめる方法(スクロールが止まらないとき)

要点 - オンラインショッピングは摩擦がないように設計されています。保存したカード、ワンクリック、無限スクロールが、自然なブレーキを取り除いています。 - 摩擦のない支払いは本物の要因です。支払いの実感が薄いほど、人はより多く使う気になります。 - ログアウトし、保存したカードを消し、ワンクリックをなくして摩擦を戻すほうが、ただ頑張るよりずっと効きます。 - レジで二の足を踏むのは当たり前です。オンラインのカートの大半は放置されます。短く時間を置けば、衝動は過ぎ去ります。

オンラインショッピングが抑えにくいのは、あなたがネット上で弱いからではありません。その体験のすべてが、本来ならあなたを立ち止まらせる小さなひと呼吸を取り除くように作られているからです。店まで歩くこともなければ、レジに並ぶこともなく、現金を数えることもありません。あるのは、スクロールと保存されたカードと、ひとタップだけ。それが分かると、対策も変わります。目指すのは、そのひと呼吸をいくつか取り戻すことです。これは衝動買いをやめる方法の、オンラインに特化した一枚です。

なぜオンラインの買い物はすり抜けていくのか

いちばん大きなてこは、支払いの簡単さです。管理された実験では、人々は現金よりカードを使ったときに大幅に多く支払う気になり、あるオークションではカードでの入札額がおよそ2倍にのぼりました(Prelec & Simester, 2001)。オンラインの決済はそれをさらに推し進めます。保存されたカードとワンクリック注文は、支払いを実感するかもしれない瞬間をほぼすべて取り除いてしまいます。そこへ無限のフィードとパーソナライズされた広告が加われば、買いたい衝動が購入に至るまでほとんど何の抵抗にも出会わない環境ができあがります。こうした欲求がそもそもどこから来るのかは、なぜ私は衝動買いをするのかをご覧ください。

摩擦を戻す

問題が摩擦の不足なら、対策はそれを加えることです。そしてそれは「もっとブラウズしないぞ」と決意するよりも頼りになります。具体的な一手をいくつか。

  • 保存したカードを削除し、ワンクリックをオフにする。 カード情報を取り出して入力する必要があると、保存された支払いが消し去っていた、まさにそのひと呼吸が戻ってきます。詳しくは現金で払うと使いすぎを防げる理由現金 と カードをご覧ください。
  • ショップからログアウトし、アプリを消す。 ログアウトされたアカウントと、ホーム画面から消えたアイコンは、反射を断ち切るのにちょうどよいひと手間を加えます。買い物のきっかけを取り除くをご覧ください。
  • 解除する、フォローを外す。 セールのメールを止め、欲しい気持ちの種をまくアカウントをミュートして、そもそも届く衝動を減らしましょう。
  • カートをレジではなく駐車場として使う。 今買うのではなく、かごに入れたまま後で見直しましょう。欲しいものリスト法は、衝動を、すっきりした頭で下す判断に変えてくれます。

特定のショップが弱点なら、同じ理屈を具体的にしたAmazonでの衝動買いをやめる方法をご覧ください。

レジで二の足を踏むのは当たり前

いっぱいにしたカートを放置してしまったことで落ち込む前に、安心できる一言を。レジで立ち止まるのは、まったく普通のことです。Baymard研究所は数十件の研究をまとめ、オンラインのカート放置率の平均をおよそ70%としています(Baymard Institute)。つまり、大半のカートは、さまざまな理由で注文には至らないのです。ですから、あらゆるブラウズを購入に押し込むことが目的ではありませんし、立ち去ることは失敗ではありません。かごに何かを残して時間を置く、それだけで十分なことがよくあります。

本当の待ち時間を加える

その「時間を置く」という感覚こそ、最も確実な一手です。オンラインの買い物は、欲しい気持ちと支払いをひとタップに圧縮してしまうからです。そして欲求の高まりは、すぐに行動しなければ薄れていく傾向があります。24時間ルールのような一定の待機ルールは、画面が閉じてしまった隙間をもう一度開いてくれます。難点は、衝動は速いのに、待つのを覚えていることは速くないこと。ここで、欲しい気持ちと買うことのあいだの意図的なひと呼吸が真価を発揮します。ImpulseShield がそのひと呼吸を、非公開のまま、あなたの端末の中で保つので、深夜のカートは注文になる前に朝まで生き延びなければなりません。これらすべてを日々の習慣として続けるには、意識的な支出をご覧ください。

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参考文献

  • Prelec, D., & Simester, D. (2001). Always Leave Home Without It. Marketing Letters, 12(1), 5–12. https://link.springer.com/article/10.1023/A:1008196717017
  • Baymard Institute. Cart Abandonment Rate Statistics (aggregate of 50 studies, ~70.2%). https://baymard.com/lists/cart-abandonment-rate
  • Hoch, S. J., & Loewenstein, G. F. (1991). Time-Inconsistent Preferences and Consumer Self-Control. Journal of Consumer Research, 17(4), 492–507. https://academic.oup.com/jcr/article-abstract/17/4/492/1797243